☆伝統技法で本棚製作☆

福井市木田の邸宅へ本棚を製作•納品させていただきました。高さ2500mmX幅2500mmX奥行200mmと、とても大きい本棚です。御施主様はこだわりがある方でしたので、製作図面を提出して材料や塗装の色などの打ち合わせをし、ご承諾頂き製作にかかりました。 今回の家具はラジアタパインの集成材を使い、ライトブラウンの水性塗料を着色させました。製作するにあたり通常はネジで固定して木ダボを埋めるのが一般的ですが、今回御施主様は『一生物が欲しい』との事でしたので、ネジを使わずに昔ながらの「ホゾ組み」で製作しました。家具でもこうした手間のかけた家具を『指物』と呼びます。なかでも写真で挙げた複雑な組み手は手道具でしか加工出来ない難易度が高く大変丈夫な伝統技法の１つです。作るのが大変ですが、その分出来た時の仕上がりがかっこいいのでとてもやりがいがあります。御施主様も大変喜んでいただけたみたいで、職人冥利に尽きます(^_^) またご縁がありましたら宜しくお願い致します。