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2025.01.04★傷んだ玄関扉を持続可能な開発目標を意識して再生★
- 工務店様からのご依頼で、海岸沿いの別荘の木製玄関戸が破損している為、新規製作かアルミサッシで入替かを検討しているとのことでした。現地調査したところ、ベイヒの良材(アメリカのヒノキ)で作られていました。
外部建具は耐水・耐不朽性が高い材料を使用するのが基本です。こう言った材料は当然高価になりますので、サッシと比べて高くなります。今回は予算的なこともあり、アルミサッシの玄関戸となる予定でしたが経年変化で味わいある建物との調和が取れないことから、既存の玄関戸を分解して材料を再利用して製作する事になりました。金額もサッシよりもお安く提供することが出来ました。
経年変化で木色が変わっていても少し削れば元の木色に戻ります!外部側は経年変化した外壁との調和を取る為に敢えて削らずそのまま利用しました。中の板は杉材を支給していただき、合板に接着して納めております。板が痛んでも交換できるようになっておりメンテナンス性に優れています。外部に関してはどんなに優れた材料・工法で作っていても、必ず痛んでメンテナンスが必要になります。
そうなった時になるべく費用を抑えれるように意匠も考える必要があると思います。
今回のお仕事は世界全体が取り組んでいる『持続可能な開発目標』を意識して取り組めたとても貴重で、有意義なお仕事だったと思います。ご依頼いただいた工務店様とご施主様も出来上がりにとても満足していただきました。
このような機会を与えて頂き弊社も大変勉強になりました。ありがとうございました。
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